SSブログ

コロナ禍での母との別れ [家族のこと]

久しぶりにパソコンを開けました
今日は母のことを記録しておきたくブログの更新をします

コロナの流行が始まって1年以上になりますが皆さんはお元気でしょうか?



先日 母が86歳で永眠いたしました


去年の今頃コロナの影響で母の入院していた病院も面会禁止になり
それからは母の声も顔も見ることはできなくなりました
面会禁止の連絡は突然だったので母に何も告げることが出来ず悔しく思ったことを覚えてます


今年2月中旬 病院から母がコロナ陽性になったと連絡が入りました
なのでコロナ受け入れの病院へ転院
当然 転院の際も同行することは出来ません


主治医からは院内感染させて申し訳ないと兄に陳謝したそうです
(クラスターにはなっていません)



転院先では酸素吸入とアビガンの投与 透析の回数を週に4回~5回と増やして治療開始

1週間後 酸素吸入の量が減り 血液検査での炎症数値も良くなり 肺にたまっていた水も抜け
一つ目の山は越えたと連絡ありほっと一安心


その後肺にたまっていた水で見えなかった部分もCTで見ることができ
コロナによる炎症がおきてることがわかりアビガンよりも強い薬に変更になりました


肺炎が良くなったり悪くなったりの繰り返しがありましたが陽性から4週間後に
コロナ陰性となりました


来週火曜元の病院に戻りますと連絡を受けたのが3月12日金曜
移動の車には同乗も出来ると言われ母に会えることを喜びました


でも15日月曜日容態が少し悪くなったと連絡が入り兄が病院へ
頑張ってコロナは治りましたが肺炎を治す力が復活できないようだとのことでした

翌16日火曜日 また少し悪くなったと連絡あり兄が病院へ


コロナは治ってもコロナ病棟なので当然面会は出来ません
看護師さんよりリモート面会の許可が出てiPadを使い私もテレビ電話のようにしてもらって
1年以上ぶりに母の顔を見ることが出来ました

「お母さ~ん たむ吉だよぉ」
「たむ吉がそばにいるよぉ」と声をかけたりして。。。。
母は眠ってるだけでした

5分程のリモート面会でも母の顔が見れて嬉しかった


その後兄が先生と面談中に 母の心拍は落ちそのまま息を引き取りました


病院からは危篤ですとは聞いてなかったし まさかそんな急に!?
兄や私の声を聞いて安心したのでしょうか。。。。。




コロナは治っていましたが誤嚥性肺炎を治す体力がなく負けてしまったとのことです

息を引き取ったのはコロナ病棟だったので私たちが母に会えたのは霊安室

しかも顔のところだけが透明になっているビニールにくるまれてました
そしてビニールの上からでも母に触れることは許されません
母は自宅にも戻れずその場で棺に入れられ葬儀社の管理する知らない場所へ連れて行かれました

火葬されたのは4日後 
火葬に立ち会うことも出来ず葬儀社の方から「今終わりました」の連絡が兄に入るだけ


翌日お骨葬を行いましたが写真とお骨が祭壇に置かれ これホントにお母さん?
私の率直な感想です



最後を看取ることも出来ず
「頑張ったね」「ありがとう」と触れることも出来ず
私は気持ちの整理がうまくつきません
悲しいのは事実だけど涙が出ません
まだ受け入れられてないのか。。。。
母をずっと一人にさせてしまった罪悪感か。。。。
でも父に会いたい会いたいと言っていた母 今やっと会えて喜んでるのか。。。。
私の心中は複雑です


元の病院に戻れていたら最後を看取ることも自宅に帰り母に触れて感謝することもできたはず

お別れの仕方が全く違います
コロナ治ってたのに。。。。なんか悔しい。。。。




透析の病院・コロナ受け入れの病院で母をお世話して下さった方々には感謝しています
本当にありがとうございました